花粉症は春の季語といふ

世界中で行動が制限されてしまってから、1年が経ちます。

もう一年、まだ一年・・・感じ方は違いますし、この新しい日常が、好きか、嫌いか、合っているか、合っていないかも違ってくると思います。

外にできる機会が減ったとしても、部屋の中で過ごすことが多くなったとしても、毎年恒例の春の怪物は容赦なく襲ってきます。

そう、花粉症…

最近知ったことなのですが、花粉症は春の季語のようです。

たしかに、花粉症の症状が出ると「春が来たな」と思います。
ただそれは、ワクワク感ではなく、どちらかというと「来てしまった・・」という感覚になる気もします。

どんなに春という季節が好きでも、花粉症があることでプラマイ0になる。むしろ人によっては、ただマイナスなだけかもしれません。


僕は俳句は詳しくないのですが、多くの季語の場合、そこから様々な感情を歌えると思います。
嬉しさ、寂しさ、悲しさ、切なさ、楽しさ、焦り、怒り・・・それが、言葉の面白さな気がします。

一方で、花粉症を季語として読まれた俳句は、はたして喜びや楽しさなどのポジティブな歌にはなるのでしょうか。

「花粉症の季節が過ぎ去った」のような嬉しさはあるものの、花粉症自体は良いことは何もないのではないかと思ってしまいます…

ただ、きっと感じ方によっては、何かあるのかもしれません。

花粉症を共通の話題として、意中の人と距離が縮まったとか、いつも強気な先輩が花粉症でまいっている姿が見れてなごんだとかティッシュや薬の貸し借りでコミュニケーションが弾んだとか・・

そう思うと、もしかしたら花粉症も悪くないなと思えるのかもしれません。
(いや、やっぱり悪いものな気もします?笑)

ちなみに、僕は今年からついに薬を飲み始めました。

「花粉症である」と素直に認めて薬を飲むことで、症状がかなり軽くなることに驚いています。世の中には、早めに素直に向き合った方が楽になることもあるんだと知りました。

このことに気づけたのも花粉症のおかげかもしれません。

だからといって、花粉症を許す気はないのですが。笑

(おしまい)